広告制作において「デザイン」と聞くと、“見た目を整える仕事”というイメージを持たれる方が多いかもしれません。
しかし実際の現場では、見た目以上に戦略性や対話力が問われます。今回は、アドファクトリーハーツでのデザイン業務の“舞台裏”をご紹介します。
目次
①デザインは「聞くこと」から始まる
広告制作の依頼は、意外にも抽象的な要望からスタートします。
「目立つ感じで」「今っぽく」「おしゃれに」——これらをそのままデザインに落とし込んでも効果は出ません。
だからこそ、アドファクトリーハーツではまずクライアントに「何を、誰に、どう伝えたいのか」を徹底的にヒアリングします。
たとえば「若い女性向けの広告を作りたい」という依頼なら、年齢層・関心ごと・利用メディアなど、具体的なターゲット像を掘り下げて明確にしていきます。
②見た目だけじゃない、戦略としてのデザイン
情報が整理できたら、次はデザインフェーズへ。
ここで大切なのは、単に“おしゃれ”に見せるのではなく、「伝わる」デザインにすることです。
- 視線の流れを考えたレイアウト
- 色彩による感情のコントロール
- フォント選びで与える印象の変化
こうした要素を、広告の目的やターゲットに合わせて戦略的に選びます。
デザインは感性だけでなく、論理でも組み立てられているのです。
③広告の目的とデザイン性のバランス
広告制作では、よくこんな課題が出てきます。
「かっこいいけど、売れない」または「売れるけど、ダサい」——。
つまり、デザイン性と広告の成果の間にはしばしばギャップが生まれます。
どちらかに偏りすぎると失敗するため、両者のバランスを取るのがデザイン会社としての腕の見せ所です。
④クライアントに寄り添いながら、提案する力
クライアントの要望を聞くだけでは、本当に効果的な広告は生まれません。
時には、「この方向性では成果が出にくいかもしれません」と別案を提案する勇気も必要です。
- なぜそのデザインでは難しいのか
- なぜこちらの提案が効果的なのか
ただ「NO」というのではなく、理由を論理的に説明し、納得してもらう。このプロセスが、信頼関係を築く鍵になります。
⑤納品して終わりじゃない、広告デザインのPDCA
広告は「作って終わり」ではありません。
制作後も結果を分析し、改善を繰り返すことが大切です。
例えばWeb広告なら、以下のような数値や反応を見ながら、次回の改善に生かすことが大切です。
- バナーのクリック率は?
- LPの滞在時間は?
- 見込み客の反応は?
このサイクルを通じて、クライアントの信頼も、デザイナー側のスキルも育っていきます。
まとめ:広告の中にある「伝えるためのデザイン」
アドファクトリーハーツの仕事は、ただ“かっこいいデザイン”をつくることではなく、
「伝わる広告」にするためのデザインを、クライアントと一緒に作り上げることです。
ヒアリング・戦略設計・ビジュアル制作・提案・検証——
そのすべてが重なって、ひとつの広告が完成します。
表に見えるのは一枚のデザイン。でも、その裏にはたくさんのやりとりと、伝えるための工夫が詰まっています。
そんな「舞台裏」に、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

弊社アドファクトリーハーツは、
九州・福岡市にあるトータルデザイン会社です。
DTP・イラスト作成・WEBサイト制作・
動画撮影/編集・写真撮影など
様々なコンテンツ制作が可能です。
「コンテンツ制作をしたいが、
どう進めていいかわからない」
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